ヒリヒリ痛いやけど処置!自分でできる応急処置や、やけど跡を残さない方法とは!

やけどは毎日の生活の中でのちょっとした不注意から、負ってしまうことがあります。大したことがないからと、放ってはいませんか?

 

程度によっては正しい処置をしないでそのままにしておくと、やけどの跡が残ってしまうことがあります。

 

やけどはできるだけ早く正しい処置をすることで、ヒリヒリと痛む時間も短くなり、跡も残りにくくなります。

 

そこで、やけどを負ってしまった時の正しい処置の方法や、自分でできる応急処置などについてご説明します。

 

まずはやけどが引き起こされる原因を知っておきましょう

「やけど」とは、正しくは「熱傷」と呼ばれる熱によって皮膚や粘膜がダメージを受ける外傷のことです。

 

症状の程度は、皮膚のどの部分までダメージを受けたかによって、I度熱傷・II度熱傷(浅達性/深達性)・Ⅲ度熱傷の3段階に分けられます。

 

I度熱傷〜II度熱傷の浅達性までは正しい処置をすれば傷跡が残ることなく治ることが多いですが、II度熱傷でも深達性の場合には傷跡が残ってしまうことが多く、Ⅲ度熱傷では自然治癒が難しいほどの重症度となります。

 

極端に熱いもので引き起こされるイメージがありますが、実は原因はそれだけではありません。

 

使い捨てカイロや湯たんぽなど、それ程温度が高くないものでも長時間同じ場所の皮膚にあてると「低温やけど」というやけどを負ってしまうことがありますので注意が必要です。

 

やけど処置の正しい方法

やけどを負った場合には、まずは水道水などの冷たい流水で患部を冷やしましょう。冷やすことによって、さらにやけどが皮膚の深い所まで達するのを防いでくれる上に、痛みも和らげてくれます。

 

やけどの程度にもよりますが、最低でも5分は冷やし、痛みがなかなか引かないようであれば15〜30分程は冷やしましょう。

 

やけどの幹部が赤い程度であれば、冷やして応急処置をしていれば数日で治っていきます。

 

しかし、幹部が紫や白色になっていたり水ぶくれが酷いような場合には、専門の医療機関で適切な治療を受ける必要があるため、すぐに皮膚科などを受診して下さい。

 

やけど跡を残さないためには?

数日で治るような軽度の場合には跡は残りませんが、治るのにしばらく時間がかかるような場合は跡が残ってしまうことがあるので注意が必要です。

 

やけどが跡として残る原因として多いのが紫外線です。やけどで損傷してしまった皮膚はまだ完全な状態ではないため、紫外線を受けると防御反応としてメラニン色素を過剰に生成してしまいます。これが原因でシミや色素沈着が起こり、結果として跡となってしまいます。

 

これを防ぐためには、傷が治るまではUV対策をしっかりと行うことが大切です。やけどの部分によっては長袖や手袋や帽子などを着用して、紫外線が当たらないようにしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?
やけどは誰でも一度は経験したことがあるため、多少のことは大丈夫だろうと思ってしまいがちです。

 

しかし、程度によっては適切な処置が必要であり、跡を残さないためには対策をする必要があるのです。

 

長い時間痛い思いをしたり、傷跡が残ってしまっては大変ですので、そうならないためにも正しい知識を持ち、対処することが大切です。