羅生門を読んだ簡単な感想を100字〜200文字で紹介!学校の宿題のサンプルにも

羅生門感想100字芥川龍之介の『羅生門』ですが、高校の国語の授業などで習ったり、それに対する宿題を提出しなければならないシチュエーションもありますよね。

ただ、よく読んでみないと物語の展開が複雑なことから、感想をどのように書いたら良いのか難しくて分からない人も多いことでしょう。

そんな時に参考にできそうな、いろいろな人の読んでみた感想を100字から200字くらいでサンプル(例文)として簡単にいくつか紹介していきます。

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羅生門を読んだ簡単な感想を100字〜200文字で紹介

これは現在でも通じる話で、ホームレスの人からさらに衣服を盗んで売るというようなことにもとらえられます。主人公の下人は地震などで貧しく、そこまで追い詰められてしまったというのが悲しい事実で、羅生門にいた老婆と下人ですら人のものを盗まないと生きていけない極限の状態が描かれていて、かわいそうというより人間が必死に生きていることが伝わってきました。最後に老婆はどうなったのかが気になりました。そのまま、寒さで死んでいくのではないかと思いました。

 

短編でありながら人間の「生」への執着を生々しく描いた作品だと思います。主人公や老婆がしたことを悪事と断じることは簡単ではあります。しかし、本当の極限状況に置かれた時、潔く「生」を終えることができる人というのは多くはないと思います。

 

おそらく主人公も生きるためにと盗みを繰り返していき、新たなる極限状況に置かれた誰かの糧とされてしまうのではないでしょうか。悪人も最初から悪人ではなかった。生きるために悪人となるのだということを作者は言いたいのだと思いました。

 

世の中には搾取する者、される者がいて、正義や悪の価値観は人によって様々であるという事が分かる内容でした。悪人を相手にするなら道徳を超えた行いをしても良いのか?、という内容を自分に問いかけられたような感覚を覚えました。

 

困った環境で盗人好意を働く老婆がいて、そこからもまた盗人を働く若者がいること。こういった厳しい時代がかつてあったという点から学びにもなるものでした。世の中の世知辛さを前にして、どういった行動を取るべきなのかという判断を行う事も必要だとも思える内容でした。

 

この作品の舞台が平安時代の頃だったと思いますので今の世の中のことではないと思いながらもこの作品を読んでいると今の時代でも人は生きるために自分勝手に善悪を決めて行動をしているという点では、今も昔も人間のエゴというものは変わらないものとして人間の醜さを再認識してしまいました。

 

この作品を読むと本当の悪と正は結局のところは自分の心の中にしか存在しないんだと気付かされますので、人間の恐ろしさや哀れさを我々に教えてくれている良質な本だと思います。

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下人が老婆から着物をはぎ取りますが、この作品のメインは下人が老婆の話しをちゃんと聞いてあげたということです。その後に盗みますが、人の話しを傾聴するということは大事なことでしょう。

 

生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた人間のエゴの姿、そして悲しいけれども悪を選択せざるを得ない不条理に涙してしまいました。結局、正義と言うものはその都度変わるものであり、究極は正義は一人ひとり違うものなのでしょう。人生を教えられた名作でした。

 

羅生門を読んで人の心の適応力を感じました。今まで働いていて犯罪を犯すことに抵抗があった主人公が、白髪の老婆の行動によって自分の心が動かされ、今いる現状に心が対応していくところに、人間の心の適応力を感じました。

 

人間は、集団で、平和な場所に暮らしていると、協調性を重んじて、和平を優先するような心になります。そのため、平和すぎる日本では、他人の不倫でも殺人犯のように騒ぎ立てます。今回、羅生門でどん底に落ちた主人公も、もとは社会的だったのでしょう。ただ、生きていくために心が変化せざるを得なかった。人間の心について考えさせられる作品でした。

 

読み終えて最初に感じたことと言えば「さすが歴史に名を残すだけあるな」ということ。 短編で読みやすいながらも、人間本来の醜さが描かれていたと感じる。 生きるために罪を犯すか?、死んでもなお善を守るか?。

 

おとぎ話では後者の清く正しい人間を書き、こうあるべきと提唱するであろうが、実際人間は利己的な前者であるという有りのままの人間を芥川は眼を背けたくなるほどに描写した。

 

 
羅生門を初めて読んだのは中学3年生の時でした。
当時、読んだ感想はどういう話かいまいち分からず、短い話なんだなと思いましたが、平安時代の生活や心情がリアルと感じました。
大人になってまた読んでみると人間の生き方を伝えている話で深いことを言っている。2階に上がるのは挑戦するということなのか。老婆が髪の毛を抜いている描写が社会の現実を示していて、いろいろ衝撃を受けた事を覚えています。
この短編でここまで考えさせる芥川龍之介という小説家が凄すぎます。
 
 
 
 
 
高校の国語の教科書に載っていて、「どんな話だっけ?」と改めて読み直してみました。高校の時とは、全く読み方が変わっていたことに自分自身が驚きました。下人、老婆の心の動きが今なら理解できます。場面ごとに下人の心情が変化するのを見事な叙述で描かれています。「生と死」、「善と悪」について深く考えさせられた作品です。
明日、生きていくことに不安を感じた時、人や自分はどのような行いがベストなのか?、深く考えさせられます。
 
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一言で言うと「人間の闇」を感じる物語で、怖いという感想が出てしまいます。芥川龍之介の作品らしい、暗さの中にある真がこれでもかと光を放っているのが羅生門。本の中でしか存在しない老婆と男の目がギラギラしているであろうことが容易に想像できたし、男の行き先が見えるような気もする結末。読み込めば読み込むほど、この物語の本質について考えてしまう。芥川龍之介本人も悪人になる勇気が欲しかったのではないだろうかと思っています。

 
 
 
 
荒れ果てた京の都。かつて都のシンボルであった羅生門は今や屍を捨てる場所となっていた。
下人と老婆の2人しか登場しないこの短い物語には、凋落した都とともに人々の心も荒んでしまったのか?、はたまた、人間の心が汚いが故に都も落ちぶれたのか?、そんなことを考えさせる。
盗人になることをためらわなくなるまでの心の変化、老婆の言い訳を聞きながら一緒に辿っていくような箇所は自身の内部にある悪の心のわずかな隙をついてくるようである。
 
 
 
 
 
この小説は、失業した召使いが、生きていくためには悪を働いてもかまわない、という人生の構図に目覚めるという話だと思います。積極的に悪を肯定するつもりではありませんが、それしか生き抜く道がないならば、悪は許される、ということだと思うのです。もちろんそれは、小説の舞台となったのが飢饉と疫病のはびこる絶体絶命の場所であるからこそ言える員利です。ですから生ぬるい現代においてはちょっと刺激の強い作品ではないでしょうか。
 
 
 
 
 
作中当時の価値観は分かりかねますが、普遍的な心の闇を上手く描いた作品です。誰にだって経験のある気の迷い、その時々で人の思考は如何に自分を正当化しようと考え躍起になるでしょう。
例えば交通事故が起きれば責任を擦り合うというよりは、各々の正当な(勝手な)理由をぶつけ合います。本来は闇のない人柄だったのであろう主人公だからこそ、落ちる理由を深層的には求めていたのだと思います。
立場が同じならきっと私も抗えません。実に龍之介らしい風刺です。
 
 
 
 

人間の醜さを表わした怖い話だなと思いました。特に怖いと思ったのは、最後下人が老婆の服を剥ぎ取った場面です。下人は老婆の行動を見て餓死を選ぶほど盗人に嫌悪を覚えていたのに、自分の行動に罪悪感を持たない老婆に同等の仕打ちをするためになら盗人になれてしまいました。同じ盗人になるという行為なのに老婆への報復のためなら実行できるというのが、相手次第で非道なこともやれてしまうという人間の非情さを表わしているようで怖ろしいと感じました。

 
 

女の死体の髪の毛を取っていこうとする老婆に対して下人がそれは悪いことだと強く当たるが、老婆は生きるためには仕方がないんだと言う。このシーンで私は老婆が言う生きるためには仕方がないという心情は理解出来る。そして、その後に下人は老婆の衣服を剥ぎ取って逃げていったところでは、下人も老婆のことを止めはしたが、やはり自分が生きるので精一杯であるという心情が描かれているのだと感じた。そしてこの作品は人間の葛藤を描いた作品であると考える。

まとめ

羅生門感想100字を書くコツ

こちらでは「羅生門」を実際に読んでみた人の簡単な感想文を100~200字くらいで紹介させていただきました。自分で頑張って読んでみても「いまいち内容が難しくてよく分からない」、「感想なんて書けない」「あらすじが頭に入ってこない」などと悩んでいる人は参考にしていただけたら幸いです。

もちろん学校の宿題などでの丸パクリのような使い方はNGですが、物語の全体の要約を掴んでから、それを参考にして長文(300、400、800字)などの自分の感想に活かしていくのであれば何ら問題は無いハズです。

原稿用紙を埋めるくらいまで長い感想を書かなければいけないシチュエーションであれば、自分自身の読んでみた素直な感想をそのままシンプルに分かりやすく周りに伝わりやすいように書いてみる事を意識すると良いでしょう。