リアクションペーパーの例文を4つ紹介!書くことがない悩みを解決
大学の『リアクションペーパー』が書けない、思いつかない。。そんな悩みに役立つ例文のサンプルをまずは4つご紹介します。
また、文字数を指定された場合に400文字ぴったりくらいに仕上げるちょっとしたコツや、
「書くことがない!!」となってしまった場合の対処法、
リアクションペーパーを提出し忘れた時の先生へのお詫びのメールの例文、
WORDなどのオンラインで仕上げる意味などについても現役大学院生の観点から解説いたします。
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リアクションペーパーの例文を4つ紹介
英文学入門の講義です。
「休みの間に、先日教えていただいた第一次世界大戦についての『映像の世紀』を見ました。
科学やノーベル賞の明るくない闇の部分を知るのは初めてでした。
また今回、ファンタジーの物語は現実と切り離すことができないと聞いて、物語を鑑賞するのにも歴史の知識が必要だと分かりました。
現実の世界を実感をもって知っていないと、ファンタジーなど書けないのだろうとも分かりました。
作家たちがその物語や世界を作り出されずにいられなかった、その時代背景、社会の状況を知りたいです。」
「教会というものは、祈りのためのものではなく何百年も前の人々のことを調べたいと思ったときに最も有効であると知って、その存在の大きさを知りました。今のDVDのように詩集の海賊版が出ていたという話も面白かったです。」
「今日の講義で聞いた詩は、日本語で口に出しても美しいのに言語で口に出したらどれだけ美しいのだろうと思います。頭韻や脚韻、詩の形式のことを知り、とても音楽的なものだと知りましたし、音楽とは楽器のものだけではないと知ることができてとても良かったです。」
授業内容を要約し、自信の経験談等を交えることで毎回よい評価をもらっています。以下、本文です。
「本日の授業では子どもの発達、特に信頼関係の構築と発達の関係について学んだ。
子どもは大人との愛着形成により、安心感を覚え、次の物事に挑戦することができること、失敗したときに、安心して帰ってくることができる場所として、大人があるべきだと言うことを学んだ。
幼少期の発達の段階で大人との愛着形成が十分になされていないと、かえって大人への安心感に執着してしまい、精神的な自立が遅くなってしまう。
そのため、私たち保育者は、子どもが安心して過ごすことができる環境を作り、愛着の形成を十分に行うことで精神的な自立を手助けしていく必要がある。
お世話になった実習園では、子どもたちが様々なことに挑戦し、担当保育者に報告している姿が多々見られた。
信頼関係があるからこそ、子どもたちは自ら新しいことに挑戦することができ、また保育者も、新しい挑戦に背中を押すことで、子どもたちの成長に繋がっていた。
私が保育者の立場になった際には、子どもたちの言葉一つひとつを受け止め、より良い信頼関係の形成や、愛着形成に繋げることができる工夫をしていきたいと感じた。」
個々のプロジェクト3つについての意見感想
【ランニング・フェンス】 「40kmにも及ぶ長い距離を、人工物により製作している様子は、中国の万里の長城を思わせる。また、写真を見る限り、どの場所においても手を抜かず、しっかりと地面に固定されており、倒れる様子は見受けられない。作成者側と、実際に取り付ける側の執念が感じられる。」
【アンブレラ・プロジェクト】 「動画であるように、今までも、そして今後も誰もやらない企画であることには間違いないと思う。6mもの傘を山の上に設置している光景は、異常に思う。そもそも風が強い場所では基本傘は飛んでいく。それにも関わらず設置していることからも、この作品も製作者側と設置者側の執念を感じることができる。しかし死亡者が2人も出てしまっている。アートとは死亡者がつきものなのか、これもまたクリストがアートという概念を覆しているように思う。」
【フローティング・ピアーズ】 「海に素材を浮かばせることで道を作り、人は歩いて渡ることができるようにすることも異常に思う。日本で似ているのは広島県にある宮島の厳島神社だろうか。潮の満ち引きで歩けるようになるが、フローティング・ピアーズとはわけが違う。おそらく水深もかなり深い位置に浮かばせているのだろう。もしこれで水難事故が起きた場合、責任は誰に追求されるのかが気になる。」
『西洋法思想史』という、ソクラテスとプラトンについて学ぶ授業にて、リアクションペーパーの提出を求められた際に提出した文書が以下そのままです。
「書物を形として残すことなく、対話をすることに一生をささげたソクラテスと異なり、プラトンはアカデメイアを開学し、哲学を学問として捉え、教授した。私たちが今、このように哲学や古代の人間の思想について学ぶことができているのは。プラトンおかげともいえると思った。また、個人にとっての正義のあり方と、国家における正義のあり方を重ねて考えた点も興味深かった。
さらに、古代においては、絶対的男性優位で女性は地位が下であると思い込んでいたが、プラトンの理想の国家においては、性別を乗り越えて、知能が優秀なものが優位に立つということを知り、驚いた。ここから先の授業では、ソクラテスとプラトンの違いに着目しながら講義を聞くことによって、この科目の理解を深めていきたい。」
と書きました。10点満点中10点の評価を得ました。
リアクションペーパーの文字数は何文字がベスト?400文字ぴったりに仕上げるちょっとしたコツ
文字数が先生から指定されている場合は、その通りに書くのがベストです。
もし「400文字程度」という指定があったら、400~500文字の間で書くのが理想でしょう。
400文字ぴったりに収めたいとしたら、大切なのはトピック選びと言葉選びです。その授業に出席して学んだこと、印象に残ったことの中から、400文字に収まりそう・届きそうな小さめの要素を一つか二つ厳選して書きます。
選んだら、とりあえずPCに向かって箇条書きでもいいので文を書いてみます。今回のリアクションペーパーに書くべき内容はこのくらい、というところまで来たら文字をカウントしましょう。
過不足に合わせて、長い言葉はより短く、短い言葉をより長くできないか考えます。この時、類語辞典で表現を選ぶのが便利です。
表現の他に、接続詞も文字数の調整に使えます。特に「また」「そして」は、あってもなくても文章の意味に影響がないことが多いので、この接続詞を使うかを吟味します。
先生が目を通してすらすらと内容が頭に入ってくるような文章が出来上がっていたら、完成です。
スポンサーリンクリアクションペーパーで書くことがない?そんな悩みは解決できます、私の体験談
書くことがない、何を書けばいいのかわからない!こんな悩みがあると思います。
3年生になっても、さらに院生になってからですら私も頭を痛めることがありました。
リアクションペーパーに書くことが思いつかない悩みを解決するために私が実際にやっていた、リアクションペーパーに書く内容を見つけるコツを紹介します。
それはメモすることです。かなり地味で普通すぎる作業だと思うでしょうが、やはりメモは良いものです。
授業に参加しながらリアクションペーパーの材料になりそうなキーワードを書き出していきます。その授業の自分だけの「もくじ」を作る感覚です。
もくじを作りながら、先生が繰り返し口に出すものや気になるキーワードに印をつけます。
そうしていると、授業のポイントが太字になって浮かび上がってくるように見えてきます。
それを踏まえて、授業を振り返ると自分なりに書けそうなことが見つかってくるはずです。
リアクションペーパーを出し忘れた時はすぐに私ならこうします!先生にお詫びのメールの例文
リアクションペーパーをつい提出しそびれることもあります。そういう時は、なるべく先生に相談しましょう。
2020年にすべての授業がオンラインになった当初、私は自分でも驚くほど提出物のスケジュールを間違えるミスを多発させました。
その時先生に送った相談とお詫びのメールを例として書きます。
件名:リアクションペーパーの提出についてのご相談
〇〇先生
月曜2限の□学にてお世話になっております(名前)です。
リアクションペーパーについてですが、前回の分の提出をすっかりと忘れてしまい未提出の状態です。
期日を過ぎていますが、Wordファイルをメールに添付する形で提出させていただいてもよろしいでしょうか。
お手数おかけし申し訳ありません。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
このような感じです。もし体調が悪かったら、正直にそう書き添えてみる方が良いと思います。
言葉遣いに悩みますが、謙譲語の多いビジネスメールのようにするのはあまりよくありません。(院生になってから先生方に、学生にわざわざ「教授」と呼ばれたり必要以上にへりくだったりされると困惑する、という話を聞きました。)
お詫びの雰囲気は出しつつも、提出したいという前向きな気持ちと姿勢を示すような文章にしたいですね。
リアクションペーパーは今後オンラインでも提出必須?WORDやNOODLEで書くメリット、意味
先生たちが学生の理解度や出席を把握するために、今後もWordやオンラインシステム経由でリアクションペーパーの提出を求められるでしょう。
そうしたら、単位のために…と提出せざるを得ないと思います。しかし単位や出席のためだけではなく、リアクションペーパーを書くのはとても価値のあることです。
興味関心のあることをわざわざ書いて残すということは、それが自分だけの知識や視点になって積もっていくということだと思います。
授業の中から小さなトピックを選び出し、そのトピックをどうして選んだのかをよく考える。
これによって、自分が関心を持って前向きに学びたいことは何なのか、知るための嗅覚が育っていきます。
そして、まとまった文章を完成させる。これを繰り返していくことになります。
そうすると、確実に独自のものの見方が養われていきます。
リアクションペーパーを書いて提出することには、単位や出席以上に価値のあるものなのです。