上司を家に招くうえでのおもてなし作法とは!手土産やマナーなど

自宅に自分の上司などをお招きすることになったならば基本的なおもてなし方法や、お見送りの正しいやり方なども知っておきたいところです。

 

特に旦那さんの上司などが家に訪れることになったならば、妻の立場である奥さんはどのようにおもてなしをしたら良いのかしっかりと考えておかなければなりません。

 

しっかりと上司をおもてなしすることができれば旦那さんも会社でも優遇してもらえるかも知れませんし、日常生活や仕事においてもハリが出てくることでしょう。

 

自宅において上司をお招きすることになった際の覚えておきたいルールなどについて解説していきたいと思います。

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上司を家に招き入れるさいにこころがけておくべきこと

会社での上司を家にお招きしなければいけないことになったとしても焦ることはありません。まずはどうしたら上司がリラックスして過ごすことができるのか、そのことに意識を集中して準備していくようにしていきましょう。

 

『おもてなし』の基本的な考え方ですが、当日の朝の掃除から始まり、おでむかえ用のご挨拶のお茶菓子をご用意したり、お食事などのおもてなし、また来客への会話のルールから最後のお見送りに至るまでをセットで考えるようにしていきます。

 

まずは玄関のお掃除から始まりますが、特に肩肘を張らなくても大丈夫です。ただし、玄関はその家に足を踏み入れたときにお客様が最初に目にする場所でもあります。なので基本的なことをおさえておくようにしていきます。

 

 

玄関のお掃除をするにあたっては100円ショップなどで販売している水が含まれているペーパータオルなどを準備しておくと良いでしょう。

 

日本のことわざで『清める』という言葉にも水を使って掃除をしていくという行動は精通していきます。

 

玄関から居間などに足を踏み入れる際に必要になるスリッパですが、季節感のあるものを用意しておくと良いです。

 

また、無印良品などで販売されているようなグレーやブラックなどの配色のオールシーズンに合うようなカラーのデザインのものをチョイスしておいても良いでしょう。

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 玄関以外にも重要なお掃除の場所があります。それはトイレになります。出来ればトイレットペーパーは上司が家にあがるまえに新しいものへと交換しておくのがベストです。

 

上司をお招きして団欒などする際に使用するであろう客室ですが、可能であれば花などを生けるようにしてもいいかと思います。その際にもできれば安い花でも生花を用意するようにすると良いでしょう。

 

高いものなどは用意する必要はありません。安い花でも可愛い花などはありますし、花を飾ることによって客室全体がパーっと輝いてみえることでしょう。

 

どのような花をチョイスしたら良いかなどは花屋の店員さんにでも聞けば的確にアドバイスもしていただけると思います。

 

最近ではドライフラワーや造花でも素晴らしい花がたくさん販売されていますので自分の好みに合わせてそういったものを選んでいっても良いでしょう。

 

客室が和室であるか洋室であるかによっても変わってきますが、部屋の座布団やクッションなどのカバーなどはきちんと洗濯しておき、新しいものに付け替えておくようにすることも大切です。

 

「部屋を綺麗にしておいた」という姿勢は敏感に上司も感じ取ることでしょう。

 

客室へと上司をご案内する際には挨拶や長話は短めにするようにして早々にご案内してさしあげるようにしましょう。いかにスムーズにお通しするかが上司の印象も決定付けます。

 

日本のしきたりとして和室ならば座って挨拶をするようにして、洋室ならば直立した状態で挨拶をするようにいたしましょう。

 

和室では座布団を除けて挨拶をするようにするのがしきたりです。

 

洋室では上司に上座の位置に座っていただくように移動してもらってから直立して挨拶をかわした後に上座に座っていただくように致しましょう。

 

挨拶の基本的な作法になりますが、挨拶の言葉を発した後にワンテンポ置いてからお辞儀をするようにするのが綺麗な挨拶のやり方とされています。

 

こちらの挨拶は『先語後礼』と言われており、読み方は「せんごごれい」と読みます。

 

挨拶をする際にはしっかりと相手の目をみて挨拶をするようにするのもポイントです。挨拶は「コミュニケーション」の第一歩となりますから、自分ができる精一杯の笑顔で挨拶をするようにいたしましょう。

 

もしも上司への挨拶が終わった後に、上司から手土産などをいただいた場合には「お気遣いをいただきありがとうございます」などとしっかりとお礼の言葉を発してから受けとるようにしましょう。

 

上司は上司でもあくまでも来客としてこちらはお招きをしているわけですから手土産などを何も感謝の言葉を伝えずにもらうなどということはあってはなりません。

 

また、断る素ぶりなどを見せてもいけません。受け取らない素ぶりを見せるのは逆に上司に対して失礼にあたりますから遠慮せずに頂戴するようにしましょう。

 

客室では上司に対して普通にお茶などをふるまうようにするのが礼儀です。ただし一方的に差し出すのではなく、可能であれば熱いものにするのか冷たいものにするのかなどの好みを一言聞いてからお出しするようにするとベストです。

 

最初の会話が始まってすぐの段階ではこちらが用意しているお菓子をいただいてもらうようにしてもらいましょう。その後はもしも上司が手土産としてお菓子などをお持ちしてくれた場合には上司の許可を得たうえでいっしょに食べながら会話をするようにしてもいいでしょう。

 

お招きした上司とのコミュニケーションが一番深められるお時間がお食事の時間でもあります。

 

「おもてなし」の心を感じていただけるように会話を深めながら言葉のキャッチボールをしつつ上司との親交を深められる大切なお時間になります。

 

会話の内容にも気を付けるように事前に心がけておくようにしておくのもポイントです。自分たちの自慢話や他の人の悪口など第三者が聞いていて不快に思うような会話は慎むように意識しておかなければなりません。

 

上司と自分がお互いにこれからもコミュニケーションを深められるような普段はできない大切なお話しなどをユーモアを交えながらお話ししていくのも良いかも知れませんね。

 

上司が帰るタイミングを言いだしにくいような雰囲気を発していたならば、こちらから「今日はお越しいただけて楽しかったです。また、いつかお会いしたいですね。」などとタイミングを作ってさしあげるようにするのも礼儀です。

 

上司のお見送りになりますが、礼儀としては家の玄関までではなく、家の外までお見送りをするようにするのがベストです。上司の背中が見えなくなるまでしっかりとお見送りをするようにいたしましょう。

 

特に職場の上司の場合は相手が振り向いたときにこちらが背を向けているようなことはあってはなりません!

 

お見送り時に上司をガッカリさせないよう最善の注意を払うようにいたしましょう。お見送りが台無しであればすべてが台無しに終わってしまいます(汗)。

 

上司を家に招き入れる際のおもてなしのポイントとしては「余韻」も大事になってきます。

 

上司と逆の立場で考えて自分がされて嬉しい行動をしてさしあげられるように心掛けていくと自然と最高の「おもてなし」が実現できるのではないかと思います。